小池博史ブリッジプロジジェクト汎アジア計画
「幻祭前夜〜マハーバーラタより〜」
いつもダンスのためのステージ衣装を買っているお店から来るダイレクトメールでこの舞台を知りました。
そのご縁にもなんとも言えない感謝です。ほんとに知れてよかった〜〜。
娘と、ダンス&ヨーガ仲間の大塚靖世ちゃんを誘って。
これねーー、とりあえず自分の範囲で言いますと、ヨガやってる人にもっとお知らせすればよかったなあと思った。もう昨日で終わりなので遅いんだけど。
バガヴァットギーター(「マハーバーラタ」の中の有名なお話でヨーガ経典でもある)を本で読んでもよくわからない、という人もけっこういると思います。そんな方々にも観てもらいたい。
もちろん今回の舞台としての演出があるのですが、そうだとしても、人間の肉感的な動きと共に観る物語は、ほんとにすごいインパクトですよ。
今回の舞台は、マハーバーラタのテーマでもありますが、
「人はなぜ生きるのか」
そして
「どう生きたいのか」
というところを抜き差しならないレベルでえぐられる、大迫力の舞台哲学でした。
私はけっこう感想を言葉にするのが得意だし早い方だと思うのですが、
終演後、ロビーにいらした出演者の方に、ただただ「良かったです!」としか言えなかった(笑)。言葉じゃないんですよね。
そして、こういう古典を再現した舞台というのは、内容をもともと知っていても毎回新しく新鮮に感化されるものです。
今回の舞台を観ていて感じたのは、アジア人に生まれて心底よかった・・・という民族性への回帰感。
でもこれは他の民族性との比較や優劣の感覚ではなく、
アジア人としての自分だからこそできる「何か」に対して、
私の中の深い深いところが喜んでいる、それがわかるというだけです。
この舞台、いろーんな工夫がされていました。
それぞれの出演者さんが一人何役も演じていたます。少なくとも二役は確実で、多い人で4役も、
さらに〜〜、その役どころの衣装の早替えを舞台上でやったりします。
よって演者さんのデハケはほとんどない、あってもまたすぐ違う役で出てくる。
これは出演者としてはものすごいエネルギーと集中力を要しますよね。
裏にひっこんだ隙に調整して出直す、ということがないんですから。
想像できるだけに恐ろしい(笑)
でも、自分もやれと言われたら絶対やるな。挑戦しがいがある。
他にも、役どころが変わると、物語上の「敵・味方」の所属も変わってるしまうのですわ。これも大変な切り替えだと思います。
出演者の魂およびカルマレベルでの「強さ」を引き出させられる演出や構成だったのではないかと思います。
帰りに大塚靖世ちゃんと、満たされた気持ちで感想を話しながら帰りました。こんな時間も幸せです。
たくさん刺激をもらったので、来年の私たちの表現活動にも大きく活かされると思います。
まだまだ書きたいことがありますが。
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詳細:小池博史ブリッジプロジジェクト汎アジア計画
「幻祭前夜〜マハーバーラタより〜」
http://kikh.com/mahabharata/#pagetop
最後に。
私のバリ島でのヨーガリトリートでも、インド古典であるマハーバーラタやラーマーヤナの演目を観に行きます。
私が好きなので、というのが一番の動機かもしれないですが(笑)、
ヨーガにはいろんな学び方があり、自分自身の人生を知るうえで「物語」というものたいへん役立ちます。
「物語」が引き出してくれるのは、私たちひとりひとりの潜在的な「魂のシンボル」なんです。
マハーバーラタやラーマーヤナは元祖はインドなんですが、バリにはサンスクリットの文化が強く根付いていて、独自の色彩と情緒を生み出しています。鑑賞の前に簡単に解説もしますので、興味がありましたら、よかったら一緒に行きましょうね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
ナマステ。
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