EMIRI MOROKA -HEART MATRIX-

師岡絵美里のブログです♪


2014年3月17日月曜日

お仕事についてのサットワな考察



こんにちは。ハートマトリクスの師岡絵美里です。
今日はお知らせから。

文末にコラムあります。お仕事について書きました。



「ヨーガ・スートラ修習」
〜通読と実践のためのアヴィヤーサプログラム〜
4月はヨーガスートラを勉強しましょう!
開催は半年に一回くらいのペースかと思いますのでぜひコレを逃さずに。

今日の聖句(「現代人のためのヨーガスートラ」より)

「心の安定は、悲しみを越えた輝く光を知覚することでも得られる。」(1-36)

心とはどうにも動くものです。動くという性質を備えているので仕方ないのですが、
その動きが「乱れ」とか「停滞」の赴くと、私たちは辛くなっていきます。
そんな時があったら思い出してください。

悲しみを越えた輝く光

それが地球にとっての太陽であり、私たちの心臓の中の光です。

心の中に、文字通り一心に意識を置き、そこにある光に瞑想してください。



ヨーガスートラは心の清らかさの指南書です。
上記のように、美しい一節の中に瞑想のテクニックや存在の本質についてのエッセンスがぎゅっと埋め込まれています。
ぜひこの機会にいっしょに学びましょう。
再受講もぜひお待ちしてます。
あと2名入れます。

http://www.heartmatrix555.com/home/ヨーガ-スートラ修習コーチングプログラム/


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春の瞑想会です。
4月26日(土)18:30~20:00です。
前回大雪で開催できなかったので再開催☆
ぜひ御越し下さい。心の浄化を進めましょう。

http://www.heartmatrix555.com/home/クリスタルボウル瞑想会/

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<椎名慶子先生ワークショップイベント出演のお知らせ>

椎名慶子先生による瞑想ワークショップに出演させていただくことになりました☆

LAVA Happy Project
キレイのメソッド学びましょ♪
「人生を美しくする瞑想ワークショップ」
2014年4月4日(金)
http://www.yoga-lava.com/lhp/ws_1404.html

今回のわたくしのミッションは、ダンスパフォーマンスです。
LAVAのダンスチーム「スミッキーズ」のメンバーと、LAVAを代表するトレーナー(誰かはまだ内緒☆)、
そして音楽監修と生演奏に赤座綾先生も一緒です!!

ワークショップの本編は、ヨーガで伝えられている瞑想の本質を椎名先生がレクチャーしてくださり、
後半は世界平和と個人の心の調和のために、
瞑想の実践的なワークをみんなで学び、楽しみます。

最後は生演奏の中でみんなでキールタンを唱い、瞑想しましょう!
多勢の人で集まって瞑想するって本当に素晴らしい事です。
一人では行き得ない境地が開くことも多々あります。

というわけで、みなさんぜひ来てください。詳しくはお知らせのページをご覧ください。
<関連ページ>
椎名慶子先生のページ http://ameblo.jp/shiinayoga/
LAVAシータヒーリング公式ブログ
http://lava-expand.seesaa.net/article/390393447.html
みなさん、ぜひお誘い合わせのうえ御越し下さい。



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<コラム「お仕事についてのサットワな考察」>

最近、春のせいか年度変わりのせいか、

「転機」についてに相談やお話が多いです。

みなさんのお話を聞いたり話したりした中で感じた事をここでもシェアしようと思います。


ヨーガの学びにおいて「仕事」を考えてみると。


ヨーガスートラにしてもバガヴァッドギーターにしても聖典から教えられるのは、

「表面的な事に心を揺さぶられるな」、って事ですね。



「好きな事を仕事にしよう」っていうテーマは近年とても唱われていますが、

この「好き」って概念はなんでしょうか。なんでしょうね?


みなさんはどうしてますか?

「好き」を基準にしろ、と言われたら、

その「好き」っていったい「何のことを言ってるのか」を整理したことありますか?

たぶんね、”勘違いしどころ”と”落とし穴”は、

「好き」=「快楽」「選り好み』

と思ってしまうと、ただのわがままな大人になってしまうのだと思います。

「好き」という言葉の浅い意味合いでとらえると、
裏っ返して「嫌いな事はしたくない」というただのわがままに走るんだと思います。

「嫌」な状態を脱したいだけのために、「好み」で物事を見て「好きなことしかしない」に走ると、
その「好きな事」の中のあるたくさんの「山や谷」を乗り越えられないんですきっと。
そしてまたジレンマが来ます。

おそらくこの「好き」ってのは誤解を生みやすい言葉で、あまり乱用するとわがままで責任を全うできない大人を増やすのではないかなと思います。


もっと本質的で深い意味での「好き」は、以下のような概念かと思います。


つまり。好きな事を仕事にしようというのは、

”さわやかな気持ち”の事を『好き』という言葉で捕らえているんじゃないかと思います。

(ヨーガ用語ではサットワ性の感覚、です。)


なのでもう少し丁寧に「言葉(発想)」を探ってみると、

「好きな事を仕事に」というのは、

「自分がさわやかな気もちでやれる事に集中する」

という事なんじゃないかなと。


例えば、人をうまくだまくらかして何かを売るようなやり方は「さわやか」な感覚がしないし、
どうやたって裏表がある仕事内容ってのはさわやかなじゃない。

「適性」もあります。
自分の体質や性格の適性とかけ離れた職種だと、いくら他人が見て「いいね」と思うような仕事でも
自分には無理があって「さわやか」にできない事もあると思います。


もうひとつ勘違いしやすいのは、
今現在の職業は嫌いではないんだけど、でも本当は別の事をやりたいのにチャレンジできなくてモヤモヤしてると
「現在の仕事が好きじゃない」みたいな錯覚が起きてきます。
その錯覚が猛威を振るうと、
「この仕事じゃ私は幸福になれない」みたいな自己憐憫・被害者意識になってくのだと思います。
だからすっきりさっぱり挑戦した事には挑んでみたほうが、
”仮に成就しなくても”、心はスッキリすると思います。



「嫌いな事は避けたい」の裏返しで「好きな事を仕事にする」とか言ってると
まったくもって幸福じゃないです。

「好き」にこだわりすぎるのも、どこか子どもじみているようにも思います。
人にはそれぞれ、今回の人生の目的(カルマ)があります。
起こる事とか関わる事のすべては、そのカルマをどうにかダルマ(義務・調和)に赴かせるために起きている現象にすぎません。
今関わっていることを受け入れられないと、次のステージにはあがれないので、「新しい事を選んでいる」つもりでも同じような壁にぶつかります。
起こり続ける現象に「好き嫌い」の意識を付着させすぎると、もう、なんだかとても複雑ですよ。
地球の波動に成り行かせてごらんなさい。
というところです。

「これが好きなんだーーーー!」とか大声で言うほど「好き」な仕事じゃなくても、
心穏やかに「やるべき事」をしっかりやって「幸福」な人はいっぱいいますしね。
それも生き方だと思います。
人間は、
「なにに満足するか」
において賢くならなければいけないんですきっと。
それをヨーガの聖典では、
「アートマンにおいて満たされなさい」と言います。
アートマンとは、本当の自己です。私たちの「体験」や「現象」ではなく、不変不動の自己において満たされなさい、と。


なのでここで冒頭の言葉に戻りますと、

ヨーガスートラにしてもバガヴァッドギーターにしても聖典から教えられるのは、

「表面的な事に心を揺さぶられるな」、って事になるんですね、どうやたって。




これは私の感覚ですが、家族を、まず養える事に幸せを感じます。
子どもに毎日ご飯を食べさせてあげられる幸福。
お風呂に入れてあげられる幸福。
自分のやってることを好きとか嫌いとか言ってる余地がないほどの、幸福です。

今、私自身は充分好きなことを仕事にできています。

でも、もしこの職種じゃなくても、
「同じように幸福であれる自信」が持てるようになったのは、
大人になったと思える点です。
好き嫌いを越えたところで会えるヨーガの神様がいると思います。


今やっている事でまず「さわやかに」なれないと、別の事をやってもまた「嫌な」面を見つけて同じ事を繰り返します。

「欲望」の中に「感謝」というエッセンスが発見できないように、
「執着と憎悪(好き嫌い)」に心を掴まれている心理状態を思い出してみると、
やはりそこに「感謝」というエッセンスがどうにも欠けているのがわかります。


ヨーガスートラの教える「煩悩性の思い」を取り払うこと、
また、バガヴァッドギーターの教える「好き嫌いの思いを手放しなさい」というのは、
人の心の「幸福への感度」を上げてくれる。
そう感じます。

目標にむかって前向きに頑張りながら、
自分の行為をさわやかに、ご機嫌に、
そしてなにより感謝して生きる。

それ以上に複雑な事はいらないと思います。
自分の中のさわかさのパワーで進んでいけると思います。

個人個人の持つ才能というのは、もちろん環境によって伸ばされたりすることは多いにありますし、
その人が生きやすい「場所」というのはあると思いますが、
自分さえ本気を出せば、その才能は「時」と「場所」を選ばないはずなんです。


私は今、自分の才能がとても活かしやすい現場で仕事がでいている事は大変ラッキーなんですが、
いっつも肝に命じているのは、

「この仕事じゃなくても世界に対して同じ成果をあげられる人間でいないと。」

と思っています。
それはカルマでありダルマであり私がここにいる潜在的な目的です。

行為の結果に執着はしていませんが、

行為の質を落とさないように注意をし続けないといけないと思ってます。

そうなれば、なんであっても、決心して「さわやか」にやりきる、

最終的にはそのくらいしか、やる事はないのです(笑)

そしてヨーギンである限り、

ヨーガが職業じゃなかったとしても今と同じことを語れなければ、と思っています。


という感じ。
参考になれば幸いです。


ではみなさん、よいお仕事ライフを♪ 

春風にふかれて。

ナマステ。

師岡絵美里


「HeartMatrix」
www.heartmatrix555.com
「Emiliの絵の森」
http://ameblo.jp/emililala