バリ日記 １月３日

バリ日記　１月３日

ウブドへ移動。Masumiさんたちと。




スコール。




雨すごいんだけど、南国の雨ってけっこう好き。




バリにいると、東京ってほんとすごい場所だ、、と感じる。良し悪しではなくいろんな意味で。





こちらでは、時間ゆっくり、Wi-Fiもゆっくり（笑）、久しぶりに会う友達に話したいことがたくさんあるような気がするけど、それもゆっくり、




すべてゆっくり、


でも「だいじな何か」だけは、高速で為されていく。


どうでもいい何かをいくつかオフにすることで、


本当にだいじなことがすすむんだと思う。




バリにいると、神様が絶え間なく流し込んでくれる甘美なエキスと、
人々の感情が混ざり合って世界が織りなされているのがわかる。


人間界って、こうやってできていくんだな〜って。


心が、世界をどんどん動かしているのがわかる。


今この瞬間に産み出される「思い」という無数の泡が、


いろんな感情を取り込んだり混ぜ合わせたりしながら


現れては消えていく。


はかないようにみえて、でもそれこそが力で


人の世界のパワー。


世界を動かすパワー。


東京のような街でさえ、効率の良さがあの街を高速に稼働させてるわけではないのがよくわかる。


ちがうんだよね。






今日はスコールが多い日で、なんだかんだずっと雨と晴れを繰りかえしていた。


でも一雨ごとに、何かがすっきりとしていくのがわかった。




夕方前にCemagiからUbudに到着。
Masumiさんの改造中のおうちに。

なんだかかんだずっと雨と晴れを繰り返した今日。


一雨ごとに何かがすっきりしていく。

雨上がりの夜のテラスで、インターネットがあるこの時代にすごく感謝しながらパソコンで仕事してたら、

特大サイズのゲッコー（ヤモリ）がすごい音をたてて降って来た。

ベチャっ！というまぬけな落下音だったわりには、

忍者のような密やかさでタイル張りの床にへばりついてる。

わたし：「それで？」

ゲッコー：「・・・・。」

世界に、意味なんてないな。

そう思った（笑）


ないね。まったくない。ただただ行為が進むだけ。

私が踊り、ゲッコーが落ち（それは意図ぜず）、
赤ちゃんが泣き、おっさんが歌い、犬が振り向き、
爪が伸び、雲が流れ、皺が増え、
生まれ、太陽がのぼり、
また誰かが歌う。



ただただ行為が起こり続ける。


「それで？」と聞かれたら、

ゲッコーのように答えたっていい。

「・・・・。」

いいなあ人生、と言いながら、今日もまた眠ろう。

バリ、とてもいいです。なんかいいです。

おっそろしく行為が濃い島。霊すらも恋してるのがわかる。

バリ。

だからおもしろいんだな。

みんな、のびのびしてる。