いつも出演者さんたちにはいろいろなハードルを無視した提案を無茶ぶってる私ですが、
ダンサーとして出演してくれるみなさんにもいつも「こんなんいける?」というリクエストを出すんですが、
それが妙に細かい時もあれば、ものすごく「どんぶり」的な時もあり・・・
今回は、長年のダンス仲間である鈴木靖世ちゃんに
私「ねえ・・・ボールとか使える・・・・?」
靖世:「あ、たぶんいけますね。」
(いつもこんなかんじで私の無茶ぶりをごく冷静に対処します。)
ボールって、あの新体操とかのボールです。
靖世氏は新体操経験ありで、お姉様はなんと先生をされていると。
で、
私「ねえ、ボールとか使って、それを使って”御霊”っぽく扱って踊れる?」
靖世氏「あ〜〜〜・・・(私の妄想を汲み取ってる間)、いけますね。」
御霊っぽく扱うってなんやねん、てね。
つっこまないのがヤスてんの最高にいいところ。爆!
つっこまないのがヤスてんの最高にいいところ。爆!
この数年私の頭の中の具現化におつきあいいただいているので、
心身ともにすぐに汲み取ってくれる。
私「あ!!(思いついた時の音!)、鹿!鹿、踊れる??」
靖世「あはははははははははははは♡」
だいたいこんな感じです。いつも。
この♡付きのやすてんの笑いが好き(笑)。
「鹿」と「ボール」のネタバレをしときます。
鹿って、インドの物語には本当にたびたび出てくるキーパーソンならぬ、キーアニマルなんです。
トリックスター的に物語の方向に変化与える役割であったり、
人間の気持ちを引きつける妖精的な登場のしかたをしたり、
神の使いとか優美な生き物だったり、
人間以上に賢い存在だったり、
仙人が鹿に変身していたり(!)、
そんな「鹿」。
純粋性の象徴なのか。
どんな行為をしていても、純粋さの中で完成している。
あの目の無垢さ。
神様の創造した純粋なるもののエッセンスをそのままに保ったもの。
その鹿と、御霊の戯れを靖世ちゃんに踊ってもらおうと思ってます。
奈良の大仏さんのところの鹿さんたちは、最後に行ったのはだいぶ前ですがずいぶん食に対して図々しくなっていた気がします。
バッグの中まで顔つっこんでくるし(笑)。
でも、、、その頭をなでなでした時の感触とかね、
今でも覚えてます。
動物ってやっぱり、たとえ人間に慣れてしまっても、
それでもやっぱり純粋。
そんなこんなで、靖世ちゃんと「鹿」を見出していこうと思います。
人間じゃないものを演じることができるって、ダンスの面白さのひとつです。
けして動物の動きのそのまんまを真似ることじゃなくても、
鹿の「鹿である」というエッセンスを踊るのが、
きっとここでは有効なのだ。
そんな感じなのだ。
乞うご期待。
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