EMIRI MOROKA -HEART MATRIX-

師岡絵美里のブログです♪


2014年8月28日木曜日

「シャンティデイズ・ヨガダンスワークショップby Emiri Moroka」

Namaste
師岡絵美里です。

今日は、ぜったい来てほし~~~ワークショップのお知らせです♪
以前にも書かせていただきましたが、
この秋公開のYOGA映画「シャンティデイズ」のヨガダンスシーンの振付を担当させていただきました。
映画のラストを飾る、心温まる美しいシーンに仕上がっています。


私が振付をさせていただいたシーンは↓ここです。

















私の所属するヨガスタジオ「QuanYoga」は 映画「シャンティデイズ」とゆかり深きスタジオです。
主演の道端ジェシカさんもディレクターの後藤裕子先生の指導を受けに来てくださいました。

永田琴監督も!!













このハッピーなヨガダンスシーンを再現するヨガダンスのワークショップを私のホーム・銀座のQuanYogaで開催します!

QuanYogaの開放的な空間で、心と体を開くヨガダンスをしましょう。
感動まちがいなし。



「シャンティデイズ・ヨガダンスワークショップby Emiri Moroka」

この秋公開のヨガムービー「シャンティデイズ」のエンディングで流れる美しいヨガダンスシーンを
実際に振付を担当したQuanYoga講師の師岡絵美里が再現します。
映画中の行われているヨガダンスのムーヴメントを体験できるハッピーなワークショップ。
基本動作はヨガなので、ダンスは初めての方も大丈夫!絶対楽しめます!

担当:師岡絵美里
QuanYoga所属/ヨーガおよびダンスムーブメントを指導

日時:
9月6日 sat 
11:30~13:00 (90min)

9月20日sat 
11:30~13:00 (90min)

場所:銀座 QuanYoga

関連ページ(hot yoga studio LAVA)


<内容>
①ウォーミングアップ:QuanYogaのクールなヨガシークエンスでしっかり体をほぐします。
②ムーブメントの解説と練習:振付のレクチャーとダンス的な動き方わかりやす説明。
③コンビネーション:音楽に合わせてヨガダンスをやってみよう!
④クールダウン:しっかり使った筋肉をなめらかな状態に戻して終了しましょう。

<ヨガダンスってなに?>
ヨガのポーズを組み合わせてダンスの振付のようなコンビネーションに組み立て、音楽に合わせて行うものです。
ヨガのポーズの間にダンスの動きを挿入させたり、ポーズをダンス風にアレンジしたり、など幅広く展開されるムーブメントのヨガです。
通常のヨガの心地よさにプラスして、音楽やリズムに身を委ねる楽しさや開放感をたっぷり味わえます。
ヨガシークエンス(連続したポーズ展開)を基本としてアレンジしていますので、ダンス経験がない方でも簡単に楽しくダンス気分を味わえます。



ぜひ来てくださいね☆

師岡絵美里

2014年8月24日日曜日

夏はいろいろ

サイトからのお知らせ
NEW!!
YouTubeに「みんなのヨーガスートラ
vol.2」をアップしました。
vol.1に続き、御苑でべらべら話してます(笑)
今回は第一章32節です。
みなさまのヨーガの日々に、ちょこっと寄り添えたら幸いです♪
http://youtu.be/Z2n1lvlRId4


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こんにちは。師岡絵美里です。

娘が学校の課題として夏の間育てていたアサガオが、ほとんどの花が咲き終わり、実となって、種の入った包みがたくさんたくさんできました。

カラカラに渇いた包みを摘んで開けてみると、中には黒くて小さいアサガオの種が入っています。

夏の間中、花が盛大に咲いただけあって、実もたくさん付き、最終的に100個以上?数えてないけどそのくらい、
たくさんの種が集まりました。


二ヶ月ほど前は、同じく黒くて小さな種のつぶだったものが、

土に埋められ芽を出して成長し、かんかん照りの早朝にこれでもかとばんばん花を咲かせ、

そして今、静かに枯れてつつも自分の最初の姿である種に戻って行く姿は

なんかもう感動的で。

うちのベランダで生命のひとサイクルを過ごしたアサガオたち。


真夏のむっとする暑さの中、私はよく夜中に窓を開けました。

アサガオを観ると、ひっそりと体を絞らせて、夜の沈黙に寄り添っている花のつぼみたち。

それらを観るのが大好きでした。


花は咲くから美しいだけではなく、存在のすべてのプロセスが、

生命の純粋さを魅せてくれます。


そんな夏でした。



そして昨日、そのアサガオのオーナーである小1の娘が、夕食で枝豆を食べていたんですね。

枝豆が好きなんですよ。

そしたら、中にちょっと黒くなって皮が傷んでる枝豆がありました。

娘:「ママ、これ黒くなってる。」

わたし;「あ、じゃあ食べなくていいよ、傷んでるかもね。」


娘:「わかった。


(その枝豆を見ながらちょっと沈黙)・・・


ママ。


夏はいろいろあるね・・・・。」



!!!



6歳にして「夏」というものを知ってしまったか!?


とりあえず、笑えました。


娘にかかれば「枝豆がちょっと傷んでた」ということも、ひとつの「夏のイベント」にもなりうるのです。



夏は・・・いろいろあるね。



みなさんはどう? (笑)


私もけっこういろいろありました。


学びと、素敵な事、がほとんどです。



ひとつひとつの季節が、愛しいですね。





さて。

『師岡絵美里と行く・スピリチュアルヨーガリトリートinバリ島』
http://www.heartmatrix555.com/home/師岡絵美里のバリ島ヨーガリトリート/

そろそろフライトの予約が混み合ってくるころなので、ご検討中の皆様はぜひおはやめにお申し込みください。
特に羽田発着の残席が先に埋まっていきそうです。

現在ガルーダインドネシア航空の直行便が8万円代で予約できます。
夏休みが終わると金額も変動するかと思いますので、今のうちの確保が直行便でお安く行けるチャンスかと思いますので、お早めのお申し込み&確保をおすすめいたします☆
リトリート参加費の先着割引も埋まってきましたので、おはやめにどうぞ♪

http://www.heartmatrix555.com/home/師岡絵美里のバリ島ヨーガリトリート/


で!!

今回から数回に渡り、バリリトリートでの現地コーディネートをアシストしてくれているバリ通の山中美季ティーチャーによるバリコラムを
お届けします。


ぜひ、バリの風、バリの空気を感じてください。

そしてぜひ、リトリートでご一緒しましょうね♪

ではみきてぃコラムをどうぞ☆

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『みきてぃのバリ島大好きコラム vol.1』


みなさんこんにちは!
バリ島大好き、山中美季です。
師岡絵美里先生と共に行く「スピリチュアルヨーガリトリートinバリ島」の現地コーディネートをお手伝いしてます。
今回からちょっとずつ、ヨーガリトリートにむけてバリのヨーガ事情や現地の素敵さをお伝えしていこうと思います。

バリ島は小さい島ではありますが、世界中からたくさんのヨギー&ヨギーニが集まっています。
長期滞在でヨーガを学んでいる人や、バリ島が気に入ってそのまま移住しヨガシャラ(ヨガをする場所)を建てる方もたくさんいます。

どうしてバリ島はそんなに世界のヨーガプラクティショナーを惹きつけるのでしょうか。

それはなんと言ってもバリ島の持つ自然環境やそこでの人々の営み
がヨーガをするのに最高に心地いいからではないかと思っています。

周囲に緑が多く、練習の場であるヨガシャラは高い屋根と柱だけという開放的なスペースです。
そこで自然の音や光、風を感じながらアーサナをとり、瞑想をし、
自分の大好きな先生や、先生であれば生徒さんと語り合う。
そんなことが本当に自然に、いたるところで行われています。

そしてリゾート地でもあるバリ島は、ホテルや街の中にヨガスタジオが多数あり
ツーリストも気軽に行ける教室がたくさんあります。
バリ特有のエキゾチックな雰囲気にも助けられ、都会で生活している人々も一瞬で静かな心持ちを取り戻せます。

バリ島でのヨーガは、心身を解放させてくれる最高のギフトです。

ただシンプルに・・・
これでいいんだ・・・・

そんな安心感と共に、私たちを自然体に還してくれる土地です。

多くのヨギーが魅了されるバリ島
その実際の空気を体感してみてほしいです。

みなさんのご参加をお待ちしています。

ナマステ
山中美季


http://www.heartmatrix555.com/home/師岡絵美里のバリ島ヨーガリトリート/


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最後まで読んでくださってありがとうございます。

残り少ない夏。

慈しんで、楽しんで、

夏の疲れも癒しつつ。




ナマステ

愛と光を

師岡絵美里

2014年8月15日金曜日

夏・人・心の模様

みなさんこんにちは。

師岡絵美里です。


昨日の夜。

雨上がりの夜空をながめながら散歩したくなり、

近所を30分くらい歩きました。


一度しかない今年の夏の夜の匂いをかぎながら

細胞に染み込んだこれまでのすべての夏を喜ばせながら。


さて、今日もひとつシェアします。

女性性のためのヨガシークエンスというテーマのヨーガ動画を
オンライン講座の「ヨーガ瞑想研究会-35日間瞑想サポートプログラム」で使っているんですが、みなさんもよかったらどうぞ。


このシークエンスができたきっかけは、
友人に

「一日の終わりに体をほぐす感じのヨガして、なおかつ女性っぽさを取り戻すようなダンスみたいな動きがしたいんですよ。」

というリクエストを聞いたことによります。

大事です。女性性。

柔らかい動きを多くしたヨーガシーケンスにしてみました。
よかったらやってみてください。

◇女性性のためのYOGAシーケンス by Emiri Moroka
http://youtu.be/ylvYjOtJBbw

※画像の映りが悪くてすいません。太陽光を見計らわないでカメラを置いてしまい。
実は灼熱のピーカンだったんですが曇りな感じの映像です。


お知らせの後にコラムあります。


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<サイトからのお知らせ>
◆師岡絵美里のスピリチュアルヨーガリトリートin Bali
http://www.heartmatrix555.com/home/師岡絵美里のバリ島ヨーガリトリート/
割引価格でご提供中


◆「ヨーガ瞑想研究会-35日間瞑想サポートプログラム」
9月開催を募集中です。
呼吸法と瞑想を通じて、より生きやすい自分を発見しましょう。
http://www.heartmatrix555.com/home/ヨーガ瞑想研究会-35日間瞑想サポートプログラム/


◆動画「みんなのヨーガスートラ」vol.1 1章33節
人間関係で可能な、自分自身の態度について
http://youtu.be/HYGe8gNOkxc


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先日、ヨーガスートラからの考察をべらべら話してる動画(笑)
第一段をここで公開したのですが、http://youtu.be/HYGe8gNOkxc

その中で、人間関係についての事や自分とうまく合わない人に対してどういう心持ちが可能かな〜っ、てあたりを主観もたくさん入れつつ話したのですが。

何人かの方から感想をいただけました。5人くらいのレスポンスですが、みんな同じことを言ってくださってたのが面白かったです。
“ちょうど、今聞きたい話だった。”
という感想をみんなからもらいました。
いいタイミングだったのかな。
観てくださった他のみなさんもありがとうございます。




人とのおつきあいについて。

いろんな人と出会って、その中には合う人もいれば合わない人もいますよね。

そして合わない人にもいろんな種類があります。

自分に厳しくしてくる人、
自分にあまり心を開いてくれない人
自分には耐えられないモラルや価値観を持つ人
意味はわからないけどどうにも好きになれない人

など。

フィットしない人ってのはいます。絶対。
そういう人がいないところで生きて行きたい、と思うことは、
あまり健全ではないように思います。



ひとつ言えるのは、


自分の事を褒めてくれる人は人生を支えてくれるかもしれないけれど、

聞きたくない事も含めてはっきりと言ってくれたり、ダメ出しをしてくれる人は、

人生をズバっと変えてくれる。


その可能性は大きいです。

その時は傷つくかもしれないけれど、でも時間が経ってみると
その出来事をきっかけに変われた部分がかなりあると思います。


ほとんどの人がそうだと思いますが、自分に対して心地よい感じを与えてくれる人と付き合いたいものです。でも、それだけだと成長に限界があります。


私たちは自分の心の癖に気づかないか見ないようにしていることが多い。
意識的にそこを隠してうまく乗り来ることに慣れてしまうと、
そういうものが始めから無かったようにすらなる。
そして気づかなくなっていきます。


意図的に自分を “まるで良いように” 塗り替える事に慣れると、
本当の自分のそのままの状態を表現する事が難しくなってきて、
表面的な自分や、誰かにとって感じのいい自分、を演じるようになります。



でも、そんな自分の身ぐるみ全部剥がされるかくらいの勢いで
自分の見ようとしていなかった部分をえぐり出してくる人というのが、たまに?けっこう? 頻度はわかりませんが、人生の必要なタイミングで現われるものです。

そう、必要だから出現するのでしょうね。


おそらくそういう人とは、お互いの役割を果し、学びをひとつクリアすると
自然と離れたり会わなくなったりする事が多いです。
もしくは自分が成長すると相手の役割も変わって、付き合いやすくなる場合もあります。

とにかく、
自分自身の受けるべきレッスンをひとつひとつ受けていき、
自分自身が成長すれば、人間関係はまた変わっていきます。

落ち込むこともあると思いますが
それでもシンプルでいることを最大限心がけていれば
いろんな付き合いが起す波の中で揺れ動きながらも
完全に自己を見失うことなく進んでいけると思います。

それでも落ち込んだら、

そうですね、

ゆっくり休んでください。


人には、その時々の許容できる幅や限界があるんです。

それ以上のことを強いると、心が壊れてしまいます。

だから、本当に疲れた時は素直に限界を認めて、少し休むんです。

心の休息です。

心の休息。




今日はそんな感じです。


2014年8月10日日曜日

サイトからのお知らせ♪師岡絵美里のバリ島ヨーガリトリートなど


こんにちは。師岡絵美里です。

<お知らせ>

スピリチュアルヨーガ【ハートマトリクス】に掲載中のお知らせ各種です。


おしらせその1

YouTubeにて公開はじめました☆

『みんなのヨーガスートラ』no,1 (1章33節編)

みなさん。
わたくし、新しい試みをしてみました。

ヨーガスートラをYouTubeで、地味に、でもフランクに、個人的想いと主観で解説してみました。
伝統的な解釈はちょっとおいといて、日々のリアルな生活の中から「できること」を抽出できたらと思い。

がんばって一節づつ、もしくはトピックスを絞りながらシリーズ化してみたいと思ってます。
ヨーガプラクティスと日々の生活の双方に、ちらっとでもお役に立てたら嬉しいです。。。

今回は真夏の新宿御苑で撮影しました。蝉の声がいい感じ。
協力してくれた友人に感謝です。
ブログに御苑での写真アップしてます。

☆ヨーガ-スートラ修習コーチングプログラム
ヨーガスートラ学習に関しては、8月開催のオンライン講座「ヨーガ-スートラ修習コーチングプログラム」
もありますので、よかったらどうぞ!
☆2014年8月期  8月17日(月)〜9月13日(土)
もうすぐスタートなのでお早めにお申し込みください。



おしらせその2
『師岡絵美里と行くスピリチュアルヨーガリトリートinバリ』





サイト更新しました。

先日、今回の旅のアシスタント講師兼現地のコーディネートもしてくれている山中美季ちゃん&セラピストかさっちと
スケジュールの詳細を立てるミーティングをしました。

ヨーガのリトリートだからメインがバリでヨーガをする事なんですが、
でも
”ちょっとは夜遊びしたいよね”
とか
”ここはどうする?遊ぶ?”
とか、すぐ遊びに話が行く私たち。

もちろんヨーガしっかりやりますよ!
でも、アクティビティも楽しみましょうね♪

サイト内のリトリートページをちょっと更新しました。
詳細スケジュールを更新、そしてリトリートの参加費はクレジット決済が可能になってます。
現在、先着順の割引価格実施中です!

インドネシアまでの航空券は今現在のところガルーダ直行便で8万円台があるそうです。
すでに申し込みをしてくださっている参加者さんのご紹介で、とてもいい代理店さんとの出会いがありました。
チケットの手配もご相談くださいね。





おしらせその3
ヨーガ瞑想研究会-35日間瞑想サポートプログラム

第2期:2014年9月14日(日)〜10月18日(日)募集中です。

毎日瞑想を習慣にするってとてもいいですよ!!
ぜひご参加ください。
ウッジャーイ呼吸、ソーハム瞑想、チャクラマントラなど、ヨーガの真髄を修練しながら、
日常の中であがってくる心の模様を整理しながらみんなで進んでいます。
現在第一期を行っていますが、落ち着いた心もちの中でしっかり自分を見つめなおす機会になっているようで嬉しいです。
そして、今後の自分をさらに進ませるべく段階入っていきたいと思います。



みなさんのご参加お待ちしています。

Namaste

Emiri


みんなのヨーガスートラ その1御苑にて。


御苑にて。

「みんなのヨーガスートラ」と題して、動画を撮ったりしたり。
http://youtu.be/HYGe8gNOkxc

御苑はキレイで気持ちいいですね。
真夏の緑がまぶしくて、風も心地よく。

ヨーガしてるグループもいっぱいいたし、
アクロヨガ練習してるカップルもいた。

とても開放的。

そして木があると登りたくなる。
娘のヴィラバドラ2がうまくなってる気がする。腕も股関節もきれい。6歳現在。




ブルクシャトリコナアサナ的な。















近々また行こうと思った。御苑。

namaste

Emiri




「ラサ 〜味わえるもの〜其の壱・心の傷み」について


たしか1〜2ヶ月前の事ですが、
ヨーガ講師仲間の友人と、とあるスタジオで会いました。
彼女は別のスタジオでの仕事を終えてきたところでした。
その前に会った時に彼女は、新しい環境で新しいヨガプロジェクトを立ち上げる仕事をしていると聞き、
なかなか興味深い内容だったので
「前に話していた新しいプロジェクトは進んでる?」
というような事を私が聞きました。
すると彼女は、
「今ちょうどその仕事をしてきたとこで」
と進捗を話してくれました。笑顔で。

しかし途中から、少し話し方に影というか違う味が現れてきました。
どうやら楽しいだけでもないみたい。

「今日その内容を関係者の前でプレゼンテーションをしたんですけど、
身内の○○先生に、こてんぱんにフィードバックされてしまって。」

と、顔は笑顔なんだけど少し悲しそうに話してくれました。

聞くと、要は、一緒にプレゼン内容を考えて作っていた仲間(その方もヨーガの先生)に、
プレゼン終了後にそれをけっこうな勢いでダメだしされてしまった、
しかも大勢の関係者の前で、
という事です。

お笑いコンビで例えて言うと、
一緒にネタを考えて二人で内容を決めて
「おし、じゃあこのネタはおまえやっとけ、まかせた」
みたいに相方から託されて、
よしじゃあ、とオーディエンスの前で披露したら、
相方から
「なにそれ。ぜんぜんだめ。まずねえ、」
と、やや感情的なダメ出しをくらった。
しかも大勢のお客さんの前で。

みたい感じです。

「え? 自分をフォローしてくれるはずの身内からダメ出しくらったって事? みんなの前で?」
私は聞き返しました。

「そう。」
と彼女。

「自分もいけないかったのもある。途中で盛り上がってしまい、決めた内容以上の事をやってしまったり、
すこしパフォーマンスが派手になってしまったところがあるし。」

私:「でも気持ちが乗ったから出てきたものなんだよね?」

「そう。その場にいる人は楽しめればいいなと思って、アレンジしてしまったの。」

私:「わかる。でもそれも含めえ、○○さんに応援というか認めて褒めてもらいたかったところだよね。」

「そうなの。喜んでもらえるかなって。」

私:「そしたらばっさり切られたんだ。」

「そうです。」

さすがに笑顔がちょっと悲しさの色を帯びていました。

自分の中から純粋に出てきたものを、仲のよい人にダメだしされたら傷つくのはわかる。
内々で言ってもらえれば落としどころも決められるが、
人前で、しかもアウェイ的な環境で身内に突き放されたら、けっこうなショック。

「それは、ちょっときついね。。。」

私は言いました。

「きつかった〜〜〜。」

とちょっと泣きそうな苦笑いの彼女。


どんなプロジェクトを作っていて、どんな風にプレゼンして、どんな風に相方にダメだしされたか、一通り話を聞きました。

話たことでかなりスッキリできたようで、彼女はいいました。

「聞いてくれてありがとう。 話してこんなにスッキリして、しかも癒されてしまうって、
私かなり傷ついていたんだ。傷ついていたこともなかった事のようにしていた。」

と。

たぶんね、その話自体は、私に話しにくい内容だったんだというのがわかります。
その「相方」のかたを私は知っているし時々一緒に仕事もしている関係なので、
彼女は悪く言わないように気を使わないといけないし、
そのあたりみんな仲間だし知り合いなので、誰を相手にしても打ち明けにくい気を使う内容の話だったのがわかります。

「けっこう傷ついたんだね。」
と私。

「そうなの。すごく傷ついた。」
と。

「話してみて、傷ついた感情をやりそごそうとしていた事のもわかった。傷ついていたのに。」

と。

わかるね〜〜〜。とってもよくわかるよ。

ヨーガをまじめにやっている人たちって、
まじめさゆえに時々ズレてしまう事っていうのがけっこうあるよね。

特に私たちヨーガの講師をやってると、
毎日会う人はだいたいヨーガ関係者の、心が穏やかで優しい人達で、
日常的にそんなに感情の波風は立てなくてもいいような環境に自然になってく傾向があります。
もちろんその中でも小さな感情の動きはいつもありますが、
なにせ扱っているものがヨーガ、
「心の状態を常に安定させようぞ、ヨーガで」というものを公私ともに行う私たち、
無意識的にも感情をコントロールしようとしてしまう傾向があります。

でもその中には
「今体験しておかないといけない重要な感情」
もたくさんあります。

「思考をコントロールする・心の手綱を握る」とは、
けして「感じなかった事にする」ことではない。

「体験するーその体験を味わうー自分なりにおさめて行く」
というプロセスがあるんですが、
「体験する」という部分を無意識にコントロールしてしまう事が、
ヨーガをしている人達にはよくあるのではないかと思います。

と、ヨーガ・スートラ第一章の冒頭の二節に
『心(チッタ)の作用(ヴレッティ)を止滅(二ローダ)するのが、ヨーガだ。』

たしかに。でもそれって感情体験を「避ける」事ではない。

「安定している自分」に慣れてしまうと、
何か本当に重要な感情体験がやってきた時、特にそれが「不安定」な性質の感情体験だと、

「だってヨガやってるからこんな事で私は動じません。ぜんぜん動じない。」

と表層を取り繕うとするのかもしれない。

でも実際はかなり不安定になる。

安定していない自分を体験するのはとてもエネルギーのいることだから、
体験そのものをしていないかのように、“感情”をオブラートで包む。
そのまま飲み込むのは「痛い」から。

「体験」そのものを「止滅(二ローダ)」させようとしてしまう。

でも、その「痛み」の中に、
感じ取るべき何かエッセンスがあることも確かなのです。
人生は「楽」だけで進むわけでもないし、人は「快」だけで成長するものではないから。

ヨーガは確かに自分の中の平和を育てます。それは疑いなく確かです。

しかし、ヨーガによって得た事のある“平和感覚”に「怠慢」してしまうと、
「不安定な自分を体験する強さ」
を失ってしまう事があるように感じます。

そうすると、
自分を傷つけない事を選び、
マイルドなところを通るようにし、
振り幅の大きい感情体験を避けて、
感情的に安全な道を選ぼうとする意識が(自覚的にも無自覚にも)働く。


もちろん、人それぞれ体質があるので、
刺激や起伏の少ない人生を選んでいたほうがその人の人生にとって丸ごといい、
という体質の人もたまにいます。

でも多くの人にとっては
「体験して知る」事が最も深い学びであり、
人生は、経験することとそこから学ぶこと、の連続です。

その中には、痛いことや辛い事もあります。
でもそれは「悪い」ことかと言ったら、言えない場合もいっぱいあるんですよね。

一回体験した「平和」に執着してしまうと、
「体験」を選り好みして、「平和っぽい」事だけに限定して体験していこうとする
ある意味での「弱さ」が人にはあるんだと思います。

おもしろいなあ、と思います。
どんなものにも甘えようとする人の持つ癖。
平和や、ヨーガにすら甘える傾向が私たちにはある。

ヨーガをやっている人が気をつけないといけない事かもしれない。

不安定な自分すらも、そのまま丸ごと体験する強さ。

「バガヴァッド・ギーター」には、"苦しみも喜びも平等に見なさい”、とあります。
そして
“相対に絶えなさい”

と。


与えられた体験をそのままに味わってから「平和」へと咀嚼していくのですが、
誰だって苦手な食べ物をもぐもぐと咀嚼するのはそれほど気持ちのいいものではないから、
咀嚼をめんどくさがって、もともと平和っぽいものだけを味わおうとする。


この弱さを認めて、超えていきたいですね。


冒頭の友人の話からここまで飛躍しましたが、

とにかく私たちは

「感じて」

います。

「感情」、という強烈なものを。

それはとても扱いにくく大変なものである場合もあるのですが、

その中の、中の、中の、
エッセンス(原質)までたどり着くと、
そこには「神の甘味」がある、

と私は感じています。

そこまで、耐えるのです。これはけしてマゾっぽい事ではなく、
自分の人生に対する愛の話なんじゃないかと思っております。

そのエッセンスの事を、インドの思想文化では「ラサ〜味わえるもの〜」と呼びます。

今日はここまでね。
「ラサ」について、続きがあるんですが、今日はここまで。

味わってみてください。
自分のすべての感情の中にある、神様のエッセンスを。