EMIRI MOROKA -HEART MATRIX-

師岡絵美里のブログです♪


2019年7月14日日曜日

心の救済・音楽的アガル呼吸法☆

〜心のセッションシリーズ〜



お悩みの相談を受けることが多々あります。



人間関係に関する事柄がよく挙げられます。

その中でもとくに多いのが、仕事上の上司さんや部下さんとの関係。



冷たくされたり邪険にされてしまい、辛い思いをしているという内容が多く、こういった相談に、ヨーガ哲学を学んでいる方の場合ですと、ヨーガの考え方で答えることができますし、もしそうでなければそれを噛み砕いてお話しし、心の指針になり得るところを見つけてもらっています。


きっと相談できないまま悩んでいる人もいるだろうなと思い、シェアしたいなと思いました。


たいていの相談者さんとしては、理由がわかれば自分の態度を改めたいと思っているし、穏やかにできるならそれに越したことない、と思っていて、自分から敵対したいとは思っていない場合がほとんどです。ヨーガ哲学を学んでいる人の場合もとくに、相手を自分の鏡として捉えてみたりと、内省するがゆえに悩んでしまうことが多いですね。


そうは思っていても、理由すら話してもらえず、コミュニケーション自体がもう難しいというところにいる方も多いようです。



そして詳しい経緯だと、以前は関係は悪くなかったが状況が変わったことによってだんだん悪くなった、というケースが多く、その多くが立場や距離感が近くなってから関係が悪くなってしまった」というものです。

例えば、別のチームで動いていた時はお互い協力関係でよい間柄だったが、同じチームになってからだんだん険悪な態度を取られるようになってしまった、とか、自分が外部の会社からの派遣だった時はよくしてくれたが、同じ会社に社員として加わって上司部下になってから関係が悪くなった・・・というような経緯です。



物と物の距離が近くなれば「衝突」や「摩擦」の可能性が高くなり、ぶつかりが起こりやすくなるというのは現象としてあることなので、そういうケースが多いのもわかります。
人と人もそうですね。
いっしょにいる時間が長くなり、距離や立場が近くなると摩擦が起こりやすくなります。
「じゃあすぐ離れよう」とできないところも悩みとなってきます。



人は、関係に少し距離がある場合や、たまにしか会わない場合はまだ「ゆとり」があり、優しさや協力体制を見せることができるという傾向があります。

それが縮まって関係性が濃くなってくると「自分の領域(と思っているところ)で自分を脅かす存在(と思えるもの)」に敏感になる、という心理がありますね。

こっちはそんなつもりなんてなくても、相手がどう感じるかは、長らく付き合いのある人でも時として未知の世界だったりします。


「縄張り(だと思っているとこと)」に何かが侵入すると、「私の」という意識が自動的に働いて、

「私のペース」
「私の安全」
「私のコントロール」

というものを乱されたくないという、いわば状況を支配したい心理が湧いてきたりします。

自分の心理を冷静に観察している人であれば、こういった自分の心模様に気づいて

「いやいやこれはなんだか不穏な空気をうむのでやめとこう」

と冷静になることもできるかもしれませんが、いろいろな話を聞いていますと、一般的にはそのように内省して律している人よりも、自分の心が起こす自動的な作用に無自覚な人の方が圧倒的に多いのが現実だと思います。
もしくは、わかっていても止められなかったり。


距離があった時には「好き・好ましい」と思えても、縮まった時に「目障り」になる。


まあそれは・・本当の意味で「好き」ではなかったのですね。

ある条件下でのみ適用される好意をいただいていただけなんだ、と悟ってしまってもいいかとも思います。

そう悟れば「また昔みたいに好かれたい」と思う気持ちが無効であることもわかるし、好かれたい思いを手放して、ここから別の新たな関係なんだと割り切ることもできるかもしかない。
そう考えることで少し楽になる場合もあるかと思います。




実際のところ、一回がっちりと「壁」を作られると、もう嫌われたり拒否されている側が「私も態度を改めますので」と歩み寄ったり努力しようと近づいてみても、本人がもう決め込んでしまっている場合どうノックしても返答なしだったりしますね。

こちらからは動かせないものを相手が作ってしまった場合に、無理に動かそうとすると余計に悪化したりします。


そうはわかっていても、拒絶されたり目の前で冷たい態度を取られることというのは辛いこと。
チームや部署を変えてもらったりなどの物理的な距離が取れればいいのですが、そう簡単に動かせないですよね。




こういった場合に提案できるのは、状況を変えることよりも前に、まずは「自分の心のエネルギーをいかに落とさないでいるか」というところになってきます。



物理的なアドバイスですと、呼吸が浅くならないように注意して、いつも深呼吸を心がけるのがいと思います。

ヨーガの呼吸法でもそうでないものでもいいので、仕事中でもまめにやるといいと思います。

自分のエネルギーがスカスカだと、人が自分に向かって発する感情的な波動をもろに受け取ってしまうので、まず自分の気を満たしておくことが大事です。

自分だけでもニュートラルな態度でいよう、と努めるにしてもやはり「気力」を使うものです。自分のエネルギー補充、大事です。



まず自分のエネルギーを失わないように気をつけて、そしてその件で自分を悲しませないでほしいなと思います。マイナスに考えすぎるとエネルギーが漏れていってしまいます。


聖典「ヨーガスートラ」の解説書にある「呼吸」についての説明をみると、呼吸と思考の重要な関連性がわかります。


人間の体の中心にある一本の気の管を「スシュムナー」と呼ぶのですが、


スシュムナーに新しい気が満ちていないと、まっとうに思考することができない

とあります。


参考↓ スシュムナー、真ん中の管です。



http://znakovi-vremena.net/en/nadis.htm


「悩みの件」について考えるよりも前に、呼吸によって体内の気を満たしておく必要があるのがわかります。

そうでなければ、考えても有効な考えにならないのですね。


これは今回のテーマだけの話ではなく、なんであっても言える話で、気がスカスカ、気が枯れている状態で考えても、思考をよりよく使うことができず、悩みは悩みのまま堂々巡りしてしまうということです。



というわけで、まず!

なんであれスシュムナーに新しい気をたくさん入れましょう。


ヨーガの呼吸法などを本格的に知らなくても大丈夫です。

自分の体の頭のてっぺんからお尻の底までを一本の線でつなぎ、吸った息をその中心線に流し込む感覚で呼吸してみてください。

イメージが大事です。

吐く時も、中心から滞ったものが出て行くイメージを持ってみましょう。




もしも!その件に関して頭がいっぱいだったりして、

「気になって気になってなかなか呼吸なんて集中できない・・・」

っていう場合には、いい方法があります!!

まあこれは職場ではできないかと思いますのでご自宅でなんですが




好きな音楽をご用意。

ヨーガとか呼吸法をする時にかけるようなゆったりした曲じゃくてもよく、むしろノリノリになれるような音楽をかけてください。


アップテンポのもの、元気がいいものとか、楽しそうなものとか、YouTubeなどで本人が歌っていたりする動画があればヴィジュアルも合わせて、見てるだけでウキウキするような曲、「アガル」曲をかけてください。


それを見ながら、そのノリノリ波動を吸い込みます。
 吐くのはこの際意識しなくていいです(笑)
とにかく「アガル」波動を吸い込んでください。


一般的に4〜5分の楽曲が多いかと思います。その間ずっと、その波動で元気を満たします。


好きなアーティスト、好きなアイドル、昔の曲、今の曲、とにかく「アガル」やつでお願いします。

好きな曲でもシメっぽいのはだめ(それは別の時に)。


騙されたと思ってやってみてください。

途中で呼吸のことを忘れてしまうかもしれないですが(笑)、思い出してまた呼吸してください。


そんな風にひとしきりやってみるとですね、
湿っぽくて停滞した案件について堂々巡りで考えているのが、ちょっとアホらしくなってくると思います。
この「アホらしくなる」感覚というのは、問題を軽視したわけではなく、気持ちの温度が上がった感じです。


人生、何が大事だっけ?
こういうことにエネルギー奪われるためにあるんだっけ?



というような、もっと抽象度の高いところで考えられるようになっていると思います。



世界には明るいものだってたくさんある
闇や影もあるけど、闇や影だけじゃない

と思える力をもらえると思います。

音楽の力、エンターテイメントの力ってそういう次元を刺激してくれます。


自分の中の明るい部分を刺激してもらい、明るさや元気を文字通り「もらって」ください。それこそアーティストが人に向けて行いたいアーティストなりの「救済」で、苦しい時や辛い時にその救済に助けてもらうことは、発信側のアーティストにとっても願ったり叶ったりなのです。

それでもって、さっぱりした気分を得られたら、もう一度静かに呼吸に集中してみるといいです。

ぜひやってみてください。


まずひとつのフィジカルな面でのアドバイスでした。


次回に続く・・・




ナマステ
EMIRI

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