EMIRI MOROKA -HEART MATRIX-

師岡絵美里のブログです♪


2014年12月15日月曜日

先生と自分


最近、インストラクターさんたちの研修でよく触れた話題は、

「自分の次元を理解する」という話でした。

先日の長谷川陽子氏とのライブでも、トークのところでこの話になりました。


「自分の次元を理解する」

人にはそれぞれ、自分自身の波動が現在どの段階の次元にいるのかを理解しないと、
ヨーガのプラクティスを本質的に実行することはできないよね

という内容です。

どういうことかと言うと、自分のしている行為や言う言葉、思う事、それらにどれくらい鮮明な自覚が持てているか、なんです。

例えば、ヨーガの実践ではいろいろな面で「純粋である事」が求められます。
生活の規範があったり、食や身体活動を整理したり、日常の生き方に節度を持つ段階があります。

しかし高次の次元段階にいるヨーガの師たちのすべてが例えば”完全に菜食主義だ!”とかではないし、
みんなが独身で「禁欲」してるわけでもないし、
アルコールやカフェインが好きな先生もいれば、日常生活に無頓着に見える先生もいます。

そういった先生たちを観て、

”先生は、生徒にはいろいろな規則(節制や自己管理や戒め)を課しているのに、先生はやっていいんだ”


と思って、先生をみくびったり心の中でジャッジしたりしてる限り、
そのような生徒のヨーガはまったく完成しないんですよね、残念ながら。


意識の次元的レベルが高くなればなるほど、すべてを自覚的に行為することができるので、
その先生たちにとって、例えば菜食である必要とか、諸々の節制が必要かというと、そうではない場合がほとんどなのです。
その先生たちは、生徒に見えないレベルの自分に必要な物理的調整をしています。
それは生徒には見えません。

なので、自分のヨーガを完成させたいのならば、先生と自分を「同じ」だと思ってはいけません。
「なんだ、先生もお酒飲むんだ」とか
「ヨギだけどコーヒー飲むんだ」とか
低いレベルで安心して自分にもオッケーとしてしまうと、本当に残念ながらそういう人はヨーガの真相に気づけません。


だからね、先生がやりなさいって言ったことは、先生が実践してなくても生徒はしたほうがいいんです。
不条理に見えるかもしれないけど、でも自分の段階にとって必要な練習方法があるのです。

先生が原っぱでひなたぼっこしながらコーラ飲んでるとします。
で、生徒には、「あなたはコーラおよびすべての清涼飲料水を三年飲まない、としなさい」
と言ったら、もうコーラは三年なしです。
先生はもう超えているのでやらなくてもいいんだけど、自分はまだその次元に行ってないから、やったほうがいいです。


あとね、
面白かった質問が、あるヨガ実践者さんからの素朴な質問で

「自分のヨーガの先生のまわりには生徒がたくさんいて、先生と仲のいい生徒さんもたくさんいて、
教室が終わると先生とみんなが食事に行ったりする。
なんだけど、生徒さんたちに誘われても自分はどうしても行く気にならなくて、先生にことは大好きなんだけど、
でもそういう感じを求めてないんです。でも、行ったほうがいいんでしょうか。。」

という、本当に素朴な質問でした。

いや、行かなくていいですよ。

むしろ、行かないほうがいいですよ。

ヨーガの先生と生徒というのは、「個人的に仲良くなるため」に出会っているわけじゃないから。
先生が意図を持って企画してみんなを募った会とかなら、行きたいと感じたら行けばいいかもしれないけど、
でも、ただ「みんなで」行ったりしなくていいですよ。

と私は答えました。


そして、ヨーガの先生と生徒というのは、どんなに長年のおつきあいになったり、密度の濃いやりとりがあったとしても
基本的に「友達」になったりすることはないです。
そういうカルマで出会っていないから。

だからお互いの時間の尊重のためにも、友達とできることは友達とすればいいんです。
ヨーガの先生に対して「親しくなること」とか「プライベートを教えてもらうこと」を求めてしまうと、
その段階でもう、あがれないステージを作ってしまいます。
とても興味を惹かれるかもしれないけど、そこは堪えたほうがいいです。
そういう「都合」で出会っていなくて、先生は先生です。
先生の個人的連絡先とかは知らなくてもいいし、
普段なにしてるとかも知らなくていいし、
何を食べて誰とどうしてるとか、
知ろうと思わなくていいですよ。
どんなに個人的に先生と近しくなっても、自分自身と近しくなれていないから、その生徒のヨーガは完成しないから。

なので先生というものは、時々その生徒さんのコンディションを感じて、
生徒を遠ざけたりするプラクティスも課します。
「何も教えない」という策をとることもあります。
それも理解したほうがいいです。
私もこれは体験しました。


親密になるために会ってるわけじゃないのです。

どんな距離感であっても先生に対する本当の敬意があれば、
その先生と高い次元でつながっていることが出来ます。
時間と空間を超えて。


別の側面を言うと、
先生と「個人的に親しくなりたい」「近しくなりたい」と思った時点で、
「先生」だとは思ってないのかもしれないですね。
そこは、疑ってかかってみてください。


そんな感じの話をしました。

先生との関係性について、でした。






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さて。

もうすぐ2014年も終りますねー。年末に恒例の厄落としヨーガをしますので、ぜひ来てください。
あと年始にも、新年を美しき女性性でスタートできるように、女性のためのヨーガ企画を

リーディングセッションですが、グループセッションはすでにいっぱいになってしまいましたが
リクエストが多々ありましたので個人セッションを承ることにしました。
これも年末年始だけの企画なので、もし必要な方はお申し込みくださいね。
1月にその年の方向性をみておくといいと思います。

厄落としヨーガ&クリスタルボウル瞑想会
日時:2014年12月28日(日)

『女性性ためのヨーガとラサ瞑想』
2015年1月4日(日)9:00-12:00

『魂の輝きリーディング2015(個人セッション)』

上記の詳細は以下のURLからどうぞ☆
http://www.heartmatrix555.com/home/ヨーガワークショップ-セッション/




<サンスクリットジュエリー割引期間が今日までです>
わたくし師岡絵美里のデザインで作りましたシルバーアクセサリー。
セール期間が今日までです。
一番人気の「パラダルマ(至高の目的)」があと3つです。
他は少しゆとりあり。
ぜひ本日中にお申し込みください。
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すでに予約ご購入されているみなさま。発送までもうしばしお待ち下さいね♪


サンスクリットジュエリーに引用した、ヨーガ哲学の解説を載せておきます。


みなさんは今年一年どれだけ、「本当にやるべきこと」をしましたか?



<ダルマ:義務・秩序・理>

己のなすべきことを為しなさい。その行為のすべてを神(イーシュワラ)に捧げることによって。
それが聖典バガヴァッドギーターの教えの骨子です。


人は時に、他人の何かに憧れたり、欲したり、うらやんだりします。
また、人生の目的(義務=ダルマ)とは違うことに時間と労力をかけてしまい、この人生で本来為すべきことから遠ざかってしまう傾向があります。人の持つ煩悩と迷いによって。

人には生まれ持った人生の目的があり、その目的を遂行することによって、個人の魂は霊的な成長と自由を得ます。
人にはそれぞれこの世界においての「調和的な働き」を持っています。
あなたが本来のあなたであることで、この世界の秩序が保たれるのです。

あなたの本当にすべきこと、ダルマは何ですか?

自己のダルマを知ることは永遠の財産です。

自己のダルマを生きることは地上の至福、天界の喜びです。


聖典バガヴァッドギーターは語ります。
もしもあなたの行っていることが、あなたのダルマに適っているのなら、
たとえそれで不完全にあろうとも、他人のダルマを完全に生きることよりも勝っている
と。

自分ではない誰か別の人の為すべき事を、仮にあなたが上手に完璧にやり遂げたとしても、それよりももっといいのは、たとえうまくいかないずに失敗する日があっても、今回の人生で完成に至らなかったとしても、それでも、自分の人生の目的に適った事をするほうが勝っていて、そして美しいのです。

真理は、”行為の結果”の中にはないから。
真理は、”行為”そのものなのです。

あなたが、あなたのダルマを生きることができますように。


ダルマを忘れないように。
http://www.heartmatrix555.com/home/サンスクリットジュエリー/




読んでくださりありがとうございます。
ナマステ

師岡絵美里

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