EMIRI MOROKA -HEART MATRIX-

師岡絵美里のブログです♪


2019年1月17日木曜日

手放せばもれなく自分が残る〜アパリグラハの教えより〜

ヨーガ・スートラに「アパリグラハ」という教えがあります。


非所有、という教えで「持ちすぎない」ということであったり、「持たない」ということ。

いろいろなものや条件に囲まれている私たちですので、物質的なすべてを持たないわけにはいかないのですが、持っていてもそれを所有する意識を持たないことであったり、持っていても執着しない、というスタンスも入ります。

人は物や条件に価値や愛着を感じて、その保持に忙しくなります。


ものに価値を感じる意識はたしかにあるのですが、その「価値」を手放すと、

もれなく「自分」が残る

というすばらしいギフトがありますね。


これはヨーガから教わったもっともシンプルで偉大な教えのひとつだなあと思います。


だって人は、とどのつまり「自分がわからない」ので、それを物や人に転嫁して、それゆえに不幸になったり満たされなかったりします。自分を理解して、愛の存在だと感じることができれば、人生開きますもんね。



「(不必要に)持たない自分」でいると、自分の強さが現れてきます。


手元にあるものは、あるものとして有用に使うとして、「物(条件なども含む)」を自分にまとわりつかせるのをやめれば、「自分」の生身の姿が見えてきます。


それゆえにヨーガストラはアパリグラハの節で、


「アパリグラハを確立した人は、過去と未来と出生に関する知識を得る。」


と言っているのでしょうね。


意識は物質にも固定されます。


物質的に密度の高いものに心を向け続けていると、心はそこに同化して


物理次元の諸々しか見えなくなっていきます。


”所有意識がかけらもない”という状態って、普通の人の状態だと想像できないものだと思います。


”物欲とかなくって〜〜”、などなど言ってみても、物に頓着がなくても、何か別の条件下では所有意識があったりするもので、実際には人は物や条件を必要とし、心でそれを所有します。


本当にアパリグラハが完成しちゃった人、というのは、心がいかなる対象にも絡みつかないからこそ、「時間」という思い込みからも自由なのでしょう。

自分のアイデンティティにまつわるすべての”虚構”すら非所有なので、自分の本来が見えているのでしょうね。


100%の純度でこんな状態になれなかったとしても、アパリグラハの実行で心の自由度が高まることは容易に想像できます。






「多くのものを持っていても、自分のことはわからない」

この現象は私たちの普通の生活と、この経済社会に広く浸透していますが、

こういった時代や環境にもアパリグラハのようなシンプルな教えというのは、本当に機能性の高い教えだと感じます。



自分の所有物であっても、「自分の物」と思うことやめてみたり、たまたまここに在ってくれた物、そんな感じで心をかためないこともひとつかと。


物を少なく生きよう的な時代の流れにのってみてもいいかもしれないです。

実際に、ないと工夫するので創造性が高まることもあります。







今日は、ごく浅いところの紹介ではありましたが、アパリグラハ(非所有)についてでした。





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