ご来場の皆様ありがとうございました。
来たかったけど来れなかった〜のみなさんも、ぜひ次回また来てください。
「地球ファンタジア」
今回vol,3で、いちおう前回の続きなんです。
前回vol,2では「虫たち」がその一生を閉じて死んで行くところまでを描きました。
これ、前回の終わり↓
・・・精一杯生きて踊ったので、このまま逝かせてください・・・
地球ファンタジアvol,2(2016.8) 写真:Maako |
今回は、次の転生に向かうプロセスとして
「彼岸」へ
あの世とこの世の境界線をまたぎましょう、という感じです。
そのあたりの”彼岸グルーヴ”はもう男子に任せてしまおうと思い
Aki-Ra Sunriseと赤座仁氏によく説明もしないで丸投げ。
”彼岸でランデヴーでお願い”、って。
言葉の感触だけでごまかしつつマカセタ。
・・・とか言いながら、
ただAki-Raと仁ライヴが長く観たいな〜、という自分の欲求を晴らしてもらう時間です(爆)。
ほんと良かった。男っていいね。男にしかできない。
メイクも彼岸系!あきーらさんらいず。 |
今回、一個決めていたことがありました。
彼岸は男に任せて、女たちは女に徹する。
とにかく女は女でいないとです。
ちゅーわけで、
憑き女、逝く女、鹿女・・・
こんな感じで女祭り。
産・懐胎祈願舞:EMIRI |
女人讃歌 :SAHO |
女は、ある意味「現世」の象徴かなと。
太刀打ちでいない生と死のサイクルの中で
食べたり飲んだり歌ったり、産んだり狂ったり祈ったり。
感情、感覚、熱さまシート
あがったり、下がったり、
堕ちたり・・・いきなり悟ったり・・・
あがったり、下がったり、
堕ちたり・・・いきなり悟ったり・・・
そういう女の混沌。メスの有り様。
そういう女を踊りたい。
踊ることで彼岸に逝ける気がしています。
天に突き上げるものは男に任せて
女は広がって、羽ばたいていればいいかなって。
余談だけど、
わたし、もう一回生まれ変わってもやっぱり女がいいな。
しかもアジアの女に生まれたいな。
極東の女のこの体とか顔の質感、この感じが好き。
粘り強いアジア女のこの感じが、やっぱり好きなんだよね。
アジアにしかない細胞レベルの微妙なリズム。
欧米のダンスも、アフリカ舞踊も、
染み付くまでやってきたけど
でも今、自分の体から出てくるのはアジアの軸、
アジアの重心で、
それがすごく気持ちいいし、どんなに体使ってもそれ自体が”楽”をもたらす。
今回はアジアの女をいっぱい踊れて、そして観れてよかった。
余談だけど、
わたし、もう一回生まれ変わってもやっぱり女がいいな。
しかもアジアの女に生まれたいな。
極東の女のこの体とか顔の質感、この感じが好き。
粘り強いアジア女のこの感じが、やっぱり好きなんだよね。
アジアにしかない細胞レベルの微妙なリズム。
欧米のダンスも、アフリカ舞踊も、
染み付くまでやってきたけど
でも今、自分の体から出てくるのはアジアの軸、
アジアの重心で、
それがすごく気持ちいいし、どんなに体使ってもそれ自体が”楽”をもたらす。
今回はアジアの女をいっぱい踊れて、そして観れてよかった。
楽曲も振付も衣装も中国寄りになった今回。 この感じ好き。落ち着く。 |
アジアの山の中の女の子たちが出すような高音域で、ヴェーダのマントラである「ASATOMA」を歌ってほしいって頼みました。
インド的音階も西洋アレンジのメロディも避けて、東へ、東へと音を近づけてもらって、でも日本までは来ないで〜〜民謡みたいになるからーーって感じで、
大陸的東洋の「妙」をお願いしました。
MINA KASAHARA |
すごい良かった。山岳地帯の女たちみたいな声と音階。
次回また同じアレンジで、人数増やしてやりたいです。
また余談だけど、かさっちとASATOMAのアレンジを打ち合わせている時、
「そう言えばMATRIXの映画でもASATOMA流れたよね」と、かさっち。
そう言えばと思ったけど、どんな曲になってたかは覚えてなかった。
すかさずyou tubeで検索。
これ。
すごいアレンジ・・・!(笑)
激しすぎ(爆)、かさっちと大笑い。
なんていうか、やっぱり「感性」の違いなんだなと思います。
そして肉体的な違いだよね。
胸板が厚い種の人々はこういう声の出し方と重ね方で天に向かうのだね!
するとキリスト教会的音楽になるんだね!
アジアは「ぶつぶつ唱える」ほうに行く・・・(爆)。
ぶつぶつぶつぶつ、
なるべくあごを動かさない・・・
目も閉じてく・・・
外にアピールしない方、しない方へと進む・・・gamaya・・・・
すると彼岸に着いちゃうのだムリタンガマヤ〜〜〜〜!!!
超えてあの世〜〜〜
落ち着け私。彼岸好きなんだね。
ま、大声でも念仏でも、どっちでもイケればいい♪
川の渡り方にも個性あり。
それにしてもやっぱ自分はアジアの血で生きてるなあと思う。
大きな声よりも”吐息”の延長線上に、精妙なプラーナを感じる。
そんなプラーナの精妙さをいつでも踊りたいなと思ってる私は、ダンサーさんにもそれをリクエストすることが多く、今回はSAHOちゃん(羽生田早穂さん)に、曲の提案も込みでダンスをお願いしました。
大好きなフリダヤスートラ(般若心経)の中国語バージョンで踊っていただきました。
自分、すこし中国語かじってるので、出と終わりのところだけスートラをつぶやかせていただきました、吐息の延長線上で。
次回は全編スートラで踊ってもらいたいなー。
てゆうか自分も踊りたいなー。
さほちゃん、天女だったなー。
やすよてんに「金の鹿で・・・」とお願いした采配は、
私の女子愛的天才度の力量が輝いたのではないかと、
本当に自画自賛している最中です。
まンじで、やすよちゃんが素晴らしかった!!
見とれて萌えました。鹿以上に鹿で・・・。
ライヴの後に、来てくれた方から「やすよさんの鹿が素晴らしすぎて驚きでした」「かわいすぎて似合い過ぎでやばかったです」など、
メール殺到(2件)
いやいや、わかるよ。その気持ち。私を誰だとおもってるのさ。
やすよちゃんのすごいところは、その懐の大きさというか、作品作りの中での許容量。
肉体を意識して、じゅうぶんに感じて使って生きて来たからそういう順応性が高いんだと思います。
こだわらないで受け入れて、
役を得たらしっかりこだわってくれる。
ボール使って踊ってほしいってお願いしたのがほんの二週間くらい前にも関わらず、最高の仕上がりで球とともに舞ってくれました。
なにより、鹿の容姿が似合いすぎてて。
頼んだ自分も予想を超えてびっくり♡
そして、今回、最大級に新しかったこと!!
お芝居を作れた、やれた♪
マハーバーラタをやれた。
役者の牧野達哉さんに「マハーバーラタ」の中の「ユディシュティラとダルマ神の問答」のエピソードを演じていただきました。
一応「彼岸」つながりなんです。
ダルマ神は冥界の神であり、死を司る。
死を扱うというのは「生」の根源を扱っているようなものです。
ユディシュティラは彼のなわばりである「泉」(あの世への入り口)で、神の問答を受けます。
このエピソードはインド思想のエッセンスがぎゅーーーーと詰まったお話。
インド的発想からするとユディシュティラは「理想」的な人物。
賢くて、正統で。
元々のお話も、ダルマ神の質問に対してユディシュティラは誠実さと迷いなき言葉で返答します。
「理想的でもっともな返答」を出し続ける男ユディシュティラ。
牧野さんとシナリオを作りながら、現代人なりの考察をするのがとても面白かったです。
実際は、人間はそんなに「ちゃんと」できない。
それが人で、それが人生。
ダメでどうしようもない自分をなんとか受け入れて、
ユディシュティラの言うように「傲り高ぶる心」を捨てていく連続。
でも人って、どんなにがつんと来る失敗とか失態をやらかして落ち込んでも、元気になるとまた欲を持つ。
でもそれが人。
善し悪しではなく、生き生きとした生身の人生。
ユディシュティラはすべて「正しく」答えた。
答えはわかってるよ。
でもその通りに「ちゃんと」できないもんなんだ、人ってやつは。
それが人間の愛すべきところでもあるし、神様はやっぱ人を愛してるんだな、と思う。親みたいに。
だから今回の劇中の締めくくりは、ダルマ神に
「おまえ・・・、ちゃんとしてんな・・・」
と言わせるところで終わりました。
シナリオを今回のライヴ的にどう終らせるかはなかなか決まらなかったのですが、牧野さんの生身の現代人としての感想を、そのままダルマ神のセリフにしました。
かさっちが「ちゃんとしてる音頭♪」を作ってくれたおかげで、
ちゃんとオチるのか綱渡り的勝負のオチがちゃんと落ちました(爆)!!!
本当によかった!死ぬかと思った。
難しいね、お芝居の脚本って。
言葉で説明できないくらい。
牧野さんほんとにありがとう。きっとまた、迷惑なリクエスト出すから、待ってて(笑)
SAHOちゃんの芝居も、最高によかったです。
牧野さんの完全一人芝居という案もあったのですが、
でも、SAHOちゃんの「娘」役と、YASUYOちゃんの「鹿」がこの劇をより人間的で明るいものにしてくれたと思います。
女って大事ね♡
SAHOちゃんの娘役には、
「自分の半径1m内で起こっていることだけに集中している天然娘を奇声でお願いします。」
というリクエストでいってもらいました。何度か絶叫してもらいました。最高でしたね。
ライヴの前日に私思ったんですよ。
「好きなことをやっていれば、人生は自然と終る・・・」
って。爆
人生を運営すること、続けることに日々費やされるのですが、
それはそれなんだけど、
自然と・・・終われる。
うーん。考察と立証の価値はあると思います。
日々私たちは不自然な社会の中でけっこう頑張って、
世の中はそういったがんばりを逆手にとって消費社会的方向に甘やかし、
「お疲れでしょう、そんなに頑張らなくても、ちょっとブレイクして幸せにでもなりましょう♪」
とかコマーシャルを入れてくるけど、
は? って思うのです(笑)。
(急にアウトロースイッチ、爆!ひどいねこの性格。)
幸せっつうのはぬるい湯のことじゃないのだ。
何回も熱い湯に足つっこんでそれでも学ばないで頭が悪いと言われようと、
何かを一生懸命やりたいの。
と私は思ってます。
せっかく生まれてきたんだからじゃんじゃんもがいて無駄な努力とかもして、でもそういうしてるとだんだんと自分がどうしたいのか研ぎすまされてくるから。
マインドだけになるのが一番危険だと思う。
マインドコントロールされることも。
だから今回も、何がどうでも「やれて」よかったです。
大きなことをドーンと華やかにやれたわけじゃないけど、でも「ある特殊な周波数の成功」だった感じがする。
今回よかったのは・・・出演者のみんなが、これまでの人生で一人でも地味にこつこつやってきたことが、
地味に集まって、
わかる人にはわかってもらえるかもというギリギリのところで・・・
成就した・・・!
(笑)
そういうタイプの成功だったと思います。
彼岸っぽい!!w
みんな芸達者で、そしてなにより誠実な人達。
泣けますね。感謝ばかりです。
Aki-Ra、ひとしん、やすてん、さほちゃん、かさっち、まっきーさん、
一緒に作ってくれて本当にありがとうございました。
そして美季ちゃん、動画撮影の久保田さん、写真撮ってくれたりょうさん、ありがとうごさいました!!
カラバッシュのみなさん、ありがとう。
今回は都合が合わなくて出演してもらえなかった「地球ファンタジア」メンバーにも感謝です。次回はまた一緒にやりましょう!!
来てくれたみなさん、本当にありがとうございました。
また来てね☆
最後まで読んでくださりありがとう!!
彼岸まで感謝をこめて
EMIRI/師岡絵美里
お芝居を作れた、やれた♪
マハーバーラタをやれた。
牧野達哉さん☆ |
ユディシュティラとダルマ神の対話 |
お芝居中の音はAki-Ra Sunrise。 |
役者の牧野達哉さんに「マハーバーラタ」の中の「ユディシュティラとダルマ神の問答」のエピソードを演じていただきました。
一応「彼岸」つながりなんです。
ダルマ神は冥界の神であり、死を司る。
死を扱うというのは「生」の根源を扱っているようなものです。
ユディシュティラは彼のなわばりである「泉」(あの世への入り口)で、神の問答を受けます。
長男ユディシュティラ、弟4人・・・指人形。 |
このエピソードはインド思想のエッセンスがぎゅーーーーと詰まったお話。
インド的発想からするとユディシュティラは「理想」的な人物。
賢くて、正統で。
元々のお話も、ダルマ神の質問に対してユディシュティラは誠実さと迷いなき言葉で返答します。
「理想的でもっともな返答」を出し続ける男ユディシュティラ。
牧野さんとシナリオを作りながら、現代人なりの考察をするのがとても面白かったです。
実際は、人間はそんなに「ちゃんと」できない。
それが人で、それが人生。
ダメでどうしようもない自分をなんとか受け入れて、
ユディシュティラの言うように「傲り高ぶる心」を捨てていく連続。
でも人って、どんなにがつんと来る失敗とか失態をやらかして落ち込んでも、元気になるとまた欲を持つ。
でもそれが人。
善し悪しではなく、生き生きとした生身の人生。
ユディシュティラはすべて「正しく」答えた。
答えはわかってるよ。
でもその通りに「ちゃんと」できないもんなんだ、人ってやつは。
それが人間の愛すべきところでもあるし、神様はやっぱ人を愛してるんだな、と思う。親みたいに。
だから今回の劇中の締めくくりは、ダルマ神に
「おまえ・・・、ちゃんとしてんな・・・」
と言わせるところで終わりました。
シナリオを今回のライヴ的にどう終らせるかはなかなか決まらなかったのですが、牧野さんの生身の現代人としての感想を、そのままダルマ神のセリフにしました。
かさっちが「ちゃんとしてる音頭♪」を作ってくれたおかげで、
ちゃんとオチるのか綱渡り的勝負のオチがちゃんと落ちました(爆)!!!
本当によかった!死ぬかと思った。
難しいね、お芝居の脚本って。
「ちゃんとしてる音頭♪」でのオチ。 |
牧野さんの芝居、さすがで、圧巻で、そして心に響きました。
畑違いの私の無謀なハンドリングにも怒らないでいてくれた・・・(笑)
リハも本番も最高に楽しかったです(笑)言葉で説明できないくらい。
牧野さんほんとにありがとう。きっとまた、迷惑なリクエスト出すから、待ってて(笑)
SAHOちゃんの芝居も、最高によかったです。
牧野さんの完全一人芝居という案もあったのですが、
でも、SAHOちゃんの「娘」役と、YASUYOちゃんの「鹿」がこの劇をより人間的で明るいものにしてくれたと思います。
女って大事ね♡
娘役のSAHOちゃんと牧野さん。絶妙なコンビでした。 |
SAHOちゃんの娘役には、
「自分の半径1m内で起こっていることだけに集中している天然娘を奇声でお願いします。」
というリクエストでいってもらいました。何度か絶叫してもらいました。最高でしたね。
これ、なんのシーンだっけ?w 鹿と遭遇したところ?顔シリアス!! |
インド神話定番の「金の鹿」のくだり。YASUYOちゃんは鹿の舞からそのままお芝居に。これは鹿を追いかける直前のシーン。 |
全力で走る鹿(yasuyo)と追いかける娘(saho)。 後ろで行儀よく座ってるけど心底萌えておりました。 |
ライヴの前日に私思ったんですよ。
「好きなことをやっていれば、人生は自然と終る・・・」
って。爆
人生を運営すること、続けることに日々費やされるのですが、
それはそれなんだけど、
自然と・・・終われる。
うーん。考察と立証の価値はあると思います。
日々私たちは不自然な社会の中でけっこう頑張って、
世の中はそういったがんばりを逆手にとって消費社会的方向に甘やかし、
「お疲れでしょう、そんなに頑張らなくても、ちょっとブレイクして幸せにでもなりましょう♪」
とかコマーシャルを入れてくるけど、
は? って思うのです(笑)。
(急にアウトロースイッチ、爆!ひどいねこの性格。)
幸せっつうのはぬるい湯のことじゃないのだ。
何回も熱い湯に足つっこんでそれでも学ばないで頭が悪いと言われようと、
何かを一生懸命やりたいの。
と私は思ってます。
せっかく生まれてきたんだからじゃんじゃんもがいて無駄な努力とかもして、でもそういうしてるとだんだんと自分がどうしたいのか研ぎすまされてくるから。
マインドだけになるのが一番危険だと思う。
マインドコントロールされることも。
だから今回も、何がどうでも「やれて」よかったです。
大きなことをドーンと華やかにやれたわけじゃないけど、でも「ある特殊な周波数の成功」だった感じがする。
今回よかったのは・・・出演者のみんなが、これまでの人生で一人でも地味にこつこつやってきたことが、
地味に集まって、
わかる人にはわかってもらえるかもというギリギリのところで・・・
成就した・・・!
(笑)
そういうタイプの成功だったと思います。
彼岸っぽい!!w
みんな芸達者で、そしてなにより誠実な人達。
泣けますね。感謝ばかりです。
Aki-Ra、ひとしん、やすてん、さほちゃん、かさっち、まっきーさん、
一緒に作ってくれて本当にありがとうございました。
そして美季ちゃん、動画撮影の久保田さん、写真撮ってくれたりょうさん、ありがとうごさいました!!
カラバッシュのみなさん、ありがとう。
今回は都合が合わなくて出演してもらえなかった「地球ファンタジア」メンバーにも感謝です。次回はまた一緒にやりましょう!!
また来てね☆
最後まで読んでくださりありがとう!!
彼岸まで感謝をこめて
EMIRI/師岡絵美里
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