EMIRI MOROKA -HEART MATRIX-

師岡絵美里のブログです♪


2019年3月5日火曜日

東京国立博物館にてインド細密画を楽しむ


東京国立博物館へ

昨日は、午前中仕事を終え、そのあと急いで上野へ。

素敵で聡明で美人でアートな大先輩の女性お二人と、上野アートツアー♪

ふうううう〜〜〜
楽しすぎて卒倒しそうでした(笑)


お誘いしてくださったのは、東京国立近代美術館で活躍されていて、一昨年に同美術館での「美術館でヨーガ」を企画してくださりヨーガ講師を私に担当させてくださった教育や普及活動担当の主任の方、と、同じく美術の研究とお仕事に長年従事されている舞踊家でもある方、どちらもアートに人生を捧げたお二人の女性。
強調しますと、とにかく芸術のプロのお二人と。
ヨーガでの出会いとつながりでもあるので、芸術とヨーガの双方を分けることなく同じ源から出るものとしてお話しできるのが素晴らしく楽しいのです。


そして芸術鑑賞を通じて人間の魂の旅を見つけられるのは本当に幸せな行為ですね。
昨日はもう、お二人との芸術的対話と、芸術の神様からの刺激でもう、心がいっぱいいっぱいに(笑)。楽しすぎでした。



梅が咲き誇る朗らかな庭園を歩きながら、昨日の一番のおめあてである東京国立博物館の東洋館で展示されている「インドの細密画」を目指しました。

https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5636

ひとつひとつは小さな作品なんですが、その小さな紙の上で北インドの当時の様子が、浮き立つくらいにイキイキと描かれていました。吸い込まれそうです。

吟遊詩人やシタールの音楽とともに宵を楽しむ人々、宮廷内の女性たちのリラックスした姿や、苦行に身を置く行者、お化粧しながら恋人を待つ王宮の女性、口論する男女なんていう面白いシチュエーションもあり、こうやって過ごしたんだなあ、と想像も巡らせながら鑑賞しました。

ヨーガを知る上で、文化的な背景を感じ取りながら進むのはとても素敵だし大事なことだと思います。海外の人に日本の「部分」だけを使えてもなかなか理解が難しくても、文化としてこういう土壌があるんだよと伝えると「なるほど」となるように、やはりヨーガもインドの人々の当時の暮らしや心の物語を見ることで、なぜそういう発想に至ったのか、が汲み取りやすくなります。



今回観に行ったインドの細密画は、ムガル帝国時代とのことで、地域的にも文化的にもややイスラムの色合いが見て取れるものもあったのですが、修行僧の姿などはやはりヨーガのもので、ヒンドゥー寄りのものもいくつか見れました。

インド好き、ヨーガ好きな方々にはぜひ見てもらいたいなあと思います。

また、東京国立博物館の東洋館は素晴らしく、入ってすぐの展示でもうヒンドゥーの神々や神話に登場する存在たちの石像に出会えます。


心が和む柔らかな表情のガネーシャ、神話をそのままに抽出したナーガに乗るガルーダ、クシャトリア戦士たちの勇ましい顔つきと肉体美、アプサラス女神たちの妖艶で官能的な姿、などなど・・・神々の祭典的な空間です。

インド叙事詩がバイブルの私には、もうここに住みたい!と言えるほど(笑)

興味のある人にとっては観ても観ても飽きない、歴史と神話からのメッセージが溢れています。



皆さんもよかったらぜひ!
桜のシーズンは上野公園自体が、おびただしい人と缶チューハイと自撮り棒でフルになるので、美術館や博物館も同時に混むかもしれないですね、、、(反対にすいてるかもしれないけど。)ちょっと時期は考慮して、なるべく空いてる時に鑑賞できるといいと思います。



最後まで読んでくださりありがとうございます。




Namaste
絵美里

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