今年は長い雨ですね。
ちょっと寒い日もあり7月だということを忘れてしまったりします。でもしとしとと雨の降る日はなんとなく世界も静かで、(室内にいる限りは、笑)その静けさが好きです。晴れてほしいな〜と思いつつも、せっかくなので「雨」とインド思想についてを少しお話します。ヨーガの発祥地インドの死生観では「雨」ってとても大事で、雨(つまり水)が生命の運び手であり輪廻の媒体と考えられる思想が古代の文献の中にあります。それはインドの気候が影響しているのでしょう。日本や雨の多い土地では古来より太陽への信仰が中心である場合が多いですが、灼熱の乾いた地の多いインドでは切実に雨を求め続ける歴史だったのだと想像できます。インドでは「雨」と「輪廻」(生まれ変わること)の関係はこのように語られます。
“死者の魂は月にいったんとどまり、雨となって地に降りて、土に吸収されす。
土から植物(穀類)に吸収され、それを食べた男性の精子となって女性との交わりによって胎内に注ぎ込まれ胎児となる。
そして再び人間に誕生する”
このように人は死んだら月の世界へと上昇し、魂は水とともに天から戻ってくるという思想です。
え、なんで男性に入った場合限定なん?
女性にはいって卵子から転生はできへんの?
とか、
その穀物、動物が食べたらどうなるん?
などなど(笑)、その思想の中で育ったわけでない視点ですと色々つっこみたくなるかと思いますが、まあそんなわけなんですよ(片付けた!笑)
というわけで、雨を見たら
「あ~、人の魂がいっぱい降ってきた、誰かの輪廻が降ってきた~~」
と思ってみるのはどうでしょうか(笑)
ふふふ。
さて梅雨時のヨーガですが、「水」の気質が高まるこの季節は「火」の要素を高めて気のバランスを整えるといいです。
例えば「三日月のポーズ」など後屈のアーサナと、「ダウンドッグ」などの腹筋を使うポーズをゆっくり繰り返しおこなってあげるといいです。5〜6回繰り返すだけでもスッキリすると思います。
腹筋背筋をまんべんなく使って血の巡りや消化力を活性化し、停滞しやすいこの時期を乗り越えましょう♫
では、今日のお知らせへ。
ヨーガ哲学講座に新しく入門のコースを設けました。「本当にはじめてからです!」という方におすすめします。おしらせその1にて。
また随時開催中のオンライン授業の「ヨーガ哲学理論と実践6ヶ月コース」ですが、リクエストの多かった週末開催を設けました♫
他の仕事との兼ね合いなど諸々ありで週末に開催できる機会が少ないので、ご興味ありの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。おしらせその2にて。
オンラインヨーガ哲学コース
「楽しく学ぶ、はじめてのヨーガ哲学」
このコースはヨーガ哲学をはじめて学ぶ方のための入門コースです。
これからヨーガ哲学を学びたい方、すこし知っているけど本格的に学んだことがない方向けの内容となっています。
ヨーガ哲学の基本となる考え方を学び、その先の学びへとつなげていくスタートとして役立ててください。
講義はすべて【動画】での解説になりますので、都合のいい時間に取り組んでいただけます。
本コースの履修内容は、とても広いヨーガ哲学の世界の中でも「ヨーガをするならここは必ず押さえたい」という基本中の基本テーマで構成されています。
そしてヨーガ哲学を個人の日常や生き方に反映させやすいよう、なるべくわかりやすく、そして楽しく解説します。
「ヨーガはいったいなにを目指す?」
「ヨーガとはいったい何をすること?」
「ヨーガの“練習”の本当の意味は?」
「“自分”っていったいなに?」
「ヨーガにはいろいろな道があるの?」
初歩段階で湧くこういった疑問にも答えが得られます。
基本理論の学びを通して、人生の指針や自分自身に対しての理解が深まります。
【募集中】 ・2019年8月スタートの回 ・2019年9月スタートの回
を募集中です。
2019年7月17日(火)まで初回オープン割引を実施しています。
|
|
より深く、本格的にヨーガを学びたい方へ 古代のインド思想史ふまえつつ重要聖典の成り立ちからスタートし、現代のヨーガにつながる理論と実践知を学びます。ヨーガ哲学を基礎理論から聖典の読解へ、日常生活への応用まで学ぶコースです。
ヨーガの考え方は人生のいろいろな場面で支えになる素晴らしいものです。興味を知識に変え、知識を人生に変えてみましょう!ワクワクするヨーガ探求の世界へ。
今回の開催はリクエストの多かった週末の日程になります。平日開催だと参加できない方もぜひご検討ください。
ヨーガ哲学の理論と実践 6ヶ月集中コース ・オンライン講座 2019年7月17日(火)まで早期割引を実施しています。
|
|
|
0 件のコメント:
コメントを投稿